- 矢澤 熊太郎さんが情報通信系優秀学生賞(学部)を受賞しました
本研究室の矢澤 熊太郎さんの学士論文研究が高く評価され、情報通信系から矢澤さんに2024年度情報通信系優秀学生賞が授与されました。矢澤さんは修士課程へと進学し、引き続き本研究室にて研究に取り組まれます(Congratulations !)。
- 山岸 昌夫 先生が法政大学教授に昇進されました
2023年3月まで本研究室の助教として御尽力いただいた山岸 昌夫 先生が2025年4月から法政大学理工学部の教授に昇進されました。山岸先生の益々の御活躍を心より祈念しています。Congratulations ! 。
- 電子情報通信学会 総合大会にて下記発表を行いました。
竹岡 遼人, 矢田 航, 久米 啓太, 山田 功, cLiGMEモデルによる剰余サンプリングからの信号復元法
竹岡さんは2025年3まで本研究室の学部生で、4月からは尾形わかは研究室 修士学生として学ばれます。
- 矢田航さんが「日本オペレーションズ・リサーチ学会 2025年春季研究発表会 学生優秀発表賞」を受賞しました
大変おめでたいことに,本研究室の矢田航さん(D3)が下記発表にて「日本オペレーションズ・リサーチ学会 2025年春季研究発表会 学生優秀発表賞」を受賞しました (Congratulations !)。
矢田 航, 久米 啓太, 山田 功, A generalized Moreau enhancement of convex regularizer for inverse problems with non-quadratic data fidelity.
- 日本オペレーションズ・リサーチ学会2025年春季研究発表会で下記2件の発表を行いました
矢田 航, 久米 啓太, 山田 功, A generalized Moreau enhancement of convex regularizer for inverse problems with non-quadratic data fidelity.
久米 啓太, 山田 功, 3 つの関数和からなる非平滑非凸目的関数の停留点探索問題のための近接可変平滑化法
- IEEE ICASSP2025 ( Hyderabad, India April 06-11, 2025) に下記2件の論文が採択されました
Keita Kume, Isao Yamada,
"A Proximal Variable Smoothing for Nonsmooth Minimization Involving Weakly Convex Composite with MIMO Application"
Shota Matsuo, Keita Kume, Isao Yamada,
"Hierarchical Nash Equilibrium over Variational Equilibria via Fixed-point Set Expression of Quasi-nonexpansive Operator"
- 蔵前技術士会第208回例会・講演会 (2025年2月15日) にて招待講演させていただきます
山田功が,蔵前技術士会のお招きで,
【講演題目:工学と数学を繋ぐ見えない紐を発見し、応用する楽しみについて】
について講演します.
日時: 2025年2月15日(土)15:00~
会 場:東工大蔵前会館・ロイアルブルーホールまたはZoomによるオンライン会議システム - 久米啓太さんがRAOTAの第8回研究部会 (2025年1月25日) にて招待講演させていただきます
久米啓太さん(本研究室助教)が
RAOTA(日本オペレーションズ・リサーチ学会 研究部会「最適化の理論とアルゴリズム」)
の第8回研究部会[2025年1/25(土): 13:30--18:00:国立情報学研究所 (NII) 12 階 1208 号室(開場は 13:00 頃):Zoom によるハイブリッド開催]で講演します。
【講演題目:弱凸関数と可微分写像からなる合成関数の最適化のための可変平滑化法と信号処理応用】
- 本研究室から2件の"2024 IEEE SPS Japan Student Paper Award"受賞が決定しました
新年早々、誠におめでたいお知らせです。本研究室から下記2件の"2024 IEEE SPS Japan Student Paper Award"受賞(Yi ZHangさん[現在:Wiseman Institute of Science]と久米啓太さん[現在:本学山田研究室助教])が決定しました。授賞式は電子情報通信学会のSIP研究会で行われる予定です(Congratulations !)
(2024年)Journal部門 ("IEEE SPS Japan Student Journal Paper Award")
- Yi Zhang and Isao Yamada, “A Unified Framework for Solving a General Class of Nonconvexly Regularized Convex Models,” in IEEE Transactions on Signal Processing, vol. 71, pp. 3518-3533, 2023, doi: 10.1109/TSP.2023.3315449.
(2024年)Conference部門 ("IEEE SPS Japan Student Conference Paper Award")
- Keita Kume and Isao Yamada, “A Variable Smoothing for Nonconvexly Constrained Nonsmooth Optimization with Application to Sparse Spectral Clustering,” IEEE International Conference on Acoustics, Speech and Signal Processing (ICASSP), 2024, pp. 9296-9300, doi: 10.1109/ICASSP48485.2024.10447693.
- 信号処理シンポジウム (Hokkaido University- Sapporo, Dec 16-18, 2024) で下記6件の研究発表をしました
東海林郷志, ⽮⽥ 航, 久⽶啓太, ⼭⽥ 功,
"A Discrete-Valued Signal Estimation with Contrastively Regularized Convex Model"久⽶啓太, ⼭⽥ 功,
"A proximal variable smoothing for nonsmooth minimization of weakly convex composite function via
gradient mapping-type stationarity measure"松尾祥汰, 久⽶啓太, ⼭⽥ 功,
"A fair equilibrium selection via hierarchical non-cooperative game by the hybrid steepest descent method
with quasi-nonexpansive operator"⽮澤熊太郎, 久⽶啓太, ⼭⽥ 功,
"A Variable Smoothing Algorithm for Inner-Loop-Free DC Composite Optimizations"Shih-Yang Lin, Wataru Yata, Keita Kume, Isao Yamada,
"A Sparsity-Aware Declipping and Denoising Method by Nonconvexly Regularized Convex Models"⽮⽥ 航, 久⽶啓太, ⼭⽥ 功,
"How can we design seed convex models to enjoy nonconvex regularization with cLiGME ?" - APSIPA ASC 2024 (Macau, China, Dec 3-6, 2024)で下記の研究発表をしました
Satoshi Shoji, Wataru Yata, Keita Kume, Isao Yamada, "A Discrete-Valued Signal Estimation by Nonconvex Enhancement of SOAV with cLiGME Model"
- 第36回RAMPシンポジウム (姫路) にて下記の題目で招待講演させていただきました
山田功,久米啓太,張毅, "私家版:スパース先験知識の利用効果を高める連続最適化の新展開," Proceedings of the Thirty-Sixth RAMP Symposium (Himeji, Hyogo, Nov.18–19, 2024) [日本オペレーションズリサーチ学会, 姫路, Nov 18-19, 2024]
- 松尾祥太さんが「東工大学生リーダーシップ賞」を受賞しました
大変おめでたいことに,本研究室の松尾祥汰さん(M1)が,未来の国際リーダーたる「知力・創造力・人間力・活力などのリーダーシップの素養に溢れる東工大学生(5名)」
1人に選出され,2024年度「東工大学生リーダーシップ賞」を受賞しました(Sep 19, 2024)。https://www.isct.ac.jp/ja/news/3s1d0u5t2eo2
松尾君の主な受賞理由は下記のとおりです。松尾君の益々の御成長が今からとても楽しみです(by 山田)。
・ 学生による学生のための相談活動を行う「ピアサポーター」の2023年度代表として、メンバーと共に年間200~300件の相談案件に対応した。また、統合を見据え、(旧)医科歯科大ピアサポーターとも積極的に交流した。
・ (旧)東工大学生ボランティアグループ(VG)の主要メンバーとして被災地域の支援活動を行ったほか、国際交流施設Taki Plazaの運営を支える学生団体「Taki Plaza Gardener」(TPG)のメンバーとしてもリーダーシップを発揮した。 - 電子情報通信学会(基礎・境界ソサイエティ)の論文賞を受賞しました
2023年度は電子情報通信学会(基礎・境界ソサイエティ)で 3 編の論文が論文賞を受賞し,大変おめでたいことに,山田研究室から投稿された下記論文
Yang Chen,Masao Yamagishi,Isao Yamada,“A Unified Design of Generalized Moreau Enhancement Matrix for Sparsity
Aware LiGME Models,” IEICE Trans. Fundamentals, vol. E106-A, no. 8 Aug. 2023.も受賞しました(Congratulations !)。論文賞贈呈式は2024/6/6(木)に機械振興会館で執り行われました。
第1著者のYang Chenさん(March 2023本研究室で博士取得)も中国から授賞式に駆け付け,研究室メンバーがピザ屋さん(御嶽山)に集まり,賑やかで温かい祝賀会を開催し,楽しみました。IEICE Fundamentals Review (2024 年 18 巻 2 号 pp. 179-182)に”受賞者の声”が掲載されています。https://www.jstage.jst.go.jp/article/essfr/18/2/18_179/_pdf/-char/ja
- 論文がOptimizationに採録されました
Yi Zhang, Isao Yamada, "An inexact proximal linearized DC algorithm with provably terminating inner loop," Optimization, pp.1-33, 2024. が掲載されました(May 14, 2024).
本論文では,DC最適化アルゴリズム内で定義された副問題の厳密解を近似するために組み込まれたインナーループに着目し,指定された近似誤差基準を有限回の反復で達成可能な近似DCアルゴリズムを提案しています.
提案アルゴリズムは,インナーループの有限停止性を保証する世界初の近似DCアルゴリズムであり,副問題の厳密解の利用を前提とした従来型のDC algorithmと同等な収束性能を持っています. - 論文がOptimizationに採録されました
Keita Kume, Isao Yamada, "Generalized left-localized Cayley parametrization for optimization with orthogonality constraints," Optimization, 73(4), pp.1113-1159, 2024.が掲載されました(April 2, 2024).
本論文では,一般のStiefel多様体の稠密開部分集合をユークリッド空間に対応付ける一般化左局所Cayley変換を提案しています.一般化左局所Cayley変換は,調整可能な中心点に応じて決定されるユークリッド空間を特異点以外の稠密開部分集合の大域的パラメータ空間として利用できる特長を有しています.さらに,一般化左局所Cayley変換の逆変換を用いて「正規直交制約付き最適化問題」を「ユークリッド空間上の最適化問題」に翻訳し,ユークリッド空間上の最適化アルゴリズムを応用する「Cayleyパラメータ表現法」を提案しています.実際に勾配降下法をCayleyパラメータ表現法とRetraction 表現法に組み込んだ2つの解法の数値性能比較の結果,多くの場合でCayleyパラメータ表現法の優位性が確認されていますが,一般化左局所Cayley変換の特異点集合が最適解に近接している例外的な場合には,Cayleyパラメータ表現法の収束性能が著しく劣化する現象(特異点問題とよぶ)が確認され,Cayleyパラメータ表現法では「中心点」の調整が重要な課題となることを明らかにしています.
- 論文がIEEE Accessに採録されました
Keita Kume, Isao Yamada, "Adaptive Localized Cayley Parametrization for Optimization Over Stiefel Manifold and Its Convergence Rate Analysis," IEEE Access, pp.31312-31323, 2024. が掲載されました(March 4, 2024).
本論文では, まず,一般化左局所Cayley変換の特異点が大域的パラメータ空間の無限遠点として解釈可能であり,大域的パラメータ空間の原点から乖離が進むにつれ,Stiefel多様体上の可動性が抑圧される特異点問題が強く顕れることを明らかにしています.次に,Stiefel多様体上に与えられた点に応じて,これを原点近傍に対応付ける中心点調整法を導出し,特異点問題緩和のために大域的パラメータ空間そのものを更新できる「適応Cayleyパラメータ表現法」を提案しています.実際に,Cayleyパラメータ表現法が性能劣化する状況で数値実験を行った結果,「適応Cayleyパラメータ表現法」によって著しく性能改善されることが確認されています.
- 本研究室OBの北原大地先生が慶応大学に着任されました。
北原大地さん(2017年3月本研究室博士課程修了)が慶應義塾大学 理工学部 物理情報工学科(数理最適化分野)の専任講師に着任されました。Congratulations ! (April 9, 2024)
- 2023年度電子情報通信学会論文賞の受賞が決定いたしました。
昨日の電子情報通信学会理事会(April 8)で下記論文の2023年度電子情報通信学会論文賞の受賞が決定いたしました。今回、このような形で高く評価していただくことができ、共著者一同、大変喜んでいます。Congratulations ! (April 9, 2024)
Yang Chen, Masao Yamagishi, Isao Yamada, A Unified Design of Generalized Moreau Enhancement Matrix for Sparsity Aware LiGME Models, IEICE Trans. Fundamentals, Vol.E106-A, No.8, pp. 1025-1036, 2023.
- 久米啓太さんが助教に着任しました。
久米啓太さんが、2024年3月26日に博士後期課程を修了され、2024年4月1日に山田研の助教に着任されました。
- 「東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究会(12/19火)」で矢田航さん(山田研D1)が講演させていただきました
廣瀬明教授(東京大)と佐藤茂雄教授(東北大)からお声がけいただき、「東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究会(12/19火)」で矢田航さん(山田研D1)が最新の研究成果について講演させていただきました。
- IEEE ICASSP 2024 に下記3件の論文が採択され, 計4件の研究発表をすることになりました
信号処理分野のトップコンファレンス IEEE ICASSP 2024 (April 14-19, 2024 in Seoul)に本研究室から下記3件の論文が採択されました(Congratulations !)。
Keita Kume, Isao Yamada, "A VARIABLE SMOOTHING FOR NONCONVEXLY CONSTRAINED NONSMOOTH OPTIMIZATION WITH APPLICATION TO SPARSE SPECTRAL CLUSTERING"
Yi Zhang, Isao Yamada, "COMPUTING AN ENTIRE SOLUTION PATH OF A NONCONVEXLY REGULARIZED CONVEX SPARSE MODEL"
Wataru Yata, Isao Yamada, "IMPOSING EARLY AND ASYMPTOTIC CONSTRAINTS ON LIGME WITH APPLICATION TO NONCONVEX ENHANCEMENT OF FUSED LASSO MODELS" (A revised version is found in arXiv:2309.14082v2)
さらに、IEEE Transactions on Signal Processing 71に掲載された下記ジャーナル論文の内容も発表します(Congratulations !)。
Masahiro Yukawa, Hiroyuki Kaneko, Kyohei Suzuki, Isao Yamada,
" Linearly-involved Moreau-Enhanced-over-Subspace Model: Debiased Sparse Modeling and Stable Outlier-Robust Regression" - IEICE Signal Processing Symposium (Nov 6-8 2023, Kyoto)で本研究室から下記5件の研究発表を行いました
Wataru Yata, Isao Yamada, "A unified treatment of two types of convex constraints applicable in the cLiGME model"
Satoshi Shoji, Isao Yamada, "A Generalized Superiorization of cLiGME Algorithm for Discrete-Valued Signal Estimation"村上 侑哉, 矢田 航, 久米 啓太, 山田 功, "重複を許した分割信号のスパース表現を活かしたcLiGME型雑音除去"
Masahiro Yukawa, Isao Yamada, "Cocoercive Gradient Operator of Convex Function and Its Associated Weakly Convex Function: Generalized Proximity Operator for Case of Unique Minimizer"
Keita Kume, Isao Yamada, "A variable smoothing algorithm for nonsmooth optimization with parameterizable nonconvex constraints"
- 「非凸正則化項付き最適化モデルのための汎用解法」に関する論文が信号処理分野のトップジャーナル に掲載されました
本研究室で誕生したLi GMEモデルはスパース性や低ランク性を効果的に表現できる非凸正則化項を備えた正則化項付き最小2乗推定モデルであり、正則化項の非凸性とモデル全体の凸性を両立させることが可能なため、ℓ1ノルムや核ノルムを正則化項として採用してきた標準モデル(Lasso等)に比べて格段に優れた推定性能を達成することが可能です。下記の論文では、LiGMEモデルを特別な例として含むDC最適化問題(凸関数の差を最小化する最適化問題)による統一的モデルとその性質を明らかにすると共に、このモデルに対して効率的な汎用解法を与え、数値実験により優れた性能を明らかにしています(Congratulations !)。
Yi Zhang, Isao Yamada, "A Unified Framework for Solving a General Class of Nonconvexly Regularized Convex Models,"
IEEE Transactions on Signal Processing, pp. 3518-3533, vol. 71, 2023. - 電子情報通信学会・信号処理研究会(Aug., 2023)で久米啓太さん(D3)が招待講演させていただきました
本研究室では、 Stiefel 多様体の稠密部分集合を パラメータ 表現 するために 一般化 Cayley 変換を提案 しています。さらに、一般化 Cayley 変換 の特異点 に起因 する パラメータ 歪を抑え込む 適応局所 Cayleyパラメータ 表現 法を与え ,これを 組み込んだ強力な Stiefel 多様体制約付き 最適化アルゴリズムを実現することに 成功しています。提案アルゴリズムは、これまでの標準解法 (Retraction 法)で活用困難であった 推定 値の更新履歴 を最新の推定値更新 に活用できる ため、標準解法を遥かに 上回る収束性能を達成しています 。アイディアの大要は大阪大学で開催された下記研究会で紹介させていただきました。
久米啓太, 山田功, “動的Cayleyパラメータ表現によるStiefel多様体上最適化について”(招待講演), 電子情報通信学会 信号処理研究会, 8月7日 2023).
- Moreau 強化を利用したロバスト推定モデルと広範な応用法を提案した論文(慶応大学・湯川研究室との共同研究)が出版されました
Moreau 強化を利用した新しいロバスト推定モデルとアルゴリズムを提案した下記論文が信号処理分野のトップジャーナルIEEE TRANSACTIONS ON SIGNAL PROCESSING, VOL. 71, 2023 に出版されました (Congratulations !)。
"Linearly-Involved Moreau-Enhanced-Over-Subspace Model: Debiased Sparse Modeling and Stable Outlier-Robust Regression", by Masahiro Yukawa (Keio Univ), Hiroyuki Kaneko (Keio Univ), Kyohei Suzuki (Keio Univ)and Isao Yamada (Tokyo Institute of Technology)
- 山田研に新しいメンバーが加入しました
2023年4月から、LIN SHIH YANG君(M1)と松尾祥汰君(B4)が山田研に新規加入しました。
- 矢田航さんが「2022年度情報通信系優秀学生賞」を受賞しました
本学情報通信系の学位伝達式(2023年3月27日)の中で本研究室の矢田航さんの修士論文研究が高く評価され、情報通信系から矢田さんに2022年度情報通信系優秀学生賞が授与され、また楽水会から副賞のメダルが授与されました。矢田さんは2023年4月に博士課程進学(日本学術振興会特別研究員DC1)し、引き続き本研究室で学ばれます。
- 山岸昌夫先生が法政大学准教授に栄転されました。
本研究室の助教として教育研究に多大な御貢献をいただいた山岸昌夫先生が2023年3月末で本学を御退職され、4月1日に法政大学理工学部応用情報工学科の准教授に着任されました。山岸先生は学部4年生の卒業研究から大学院博士後期課程修了まで本研究室で学ばれ、博士号取得後も助教として御活躍くださいました。山岸先生の益々の御活躍を心より祈念しています。
- 応用数学の分野で4年に1度開催される国際会議ICIAM2023で3件のミニシンポジウム講演をさせていただくことになりました
4年に一度開催される世界最大規模の応用数学の国際会議[International Congress on Industrial and Applied Mathematics (ICIAM)]は2023年に10回目(ICIAM2023 https://iciam2023.org)を迎え、初の日本開催となります(Waseda University, Tokyo, Japan August 20-25, 2023)。大変ありがたいことに、本研究室には3つのミニシンポジウム(MS)のオーガナイザーからお声がけをいただき、下記3件の講演をさせていただくことになりました。今からとても楽しみにしています。
1. Isao Yamada and Masao Yamagishi, "Fixed point strategies for sparsity aware inverse problems and hierarchical convex optimization,"
[In MS: Variational Analysis: Theory and Applications, organized by Prof. Heinz Bauschke (Univ British Columbia) and Prof. Shawn Xianfu Wang (Univ British Columbia)]2. Masao Yamagishi and Isao Yamada, "A nonconvexly regularized least squares approach for sparsity aware estimation"
[In MS: Recent Developments on the Numerical Solution of Least Squares Problems, organized by Prof. Ken Hayami (NII) and Prof.Yimin Wei(Fudan University)]3. Keita Kume and Isao Yamada, "Cayley parametrization strategy for optimization over the Stiefel manifold,"
[In MS: Recent Advances on Manifold Optimization, organized by Prof. Hiroyuki Sato (Kyoto Univ) and Prof. Kensuke Aihara (Tokyo City Univ)] - IEEE MLSP(September 17th – 20th 2023 Rome, Italy)の論文投稿受付(投稿〆切 April 28, 2023)がオープンしました
MLSPは機械学習(ML)と信号処理(SP)に焦点を絞った国際会議です。コロナ禍で丸々2年間も国際会議に対面参加できなかった私にとって、「美食の都」で開催される今年のMLSPはとても楽しみです。山田功は、Sergios Theodoridis教授(National and Kapodistrian University of Athens)と共にPlenay Chairsとしてこの会議のお手伝いをさせていただきます。日本からも素晴らしい論文をどんどん御投稿いただき、大いに盛り上げていただければ幸いです。
- 世界的ベストセラー「Machine Learning - A Bayesian and Optimization Perspective, 2nd ed., Elsevier, 2020」の 日本語版「機械学習 - ベイズと最適化の観点から, DEC 2022」を頂きました
私が長年に渡って親しくさせていただいている偉大な友人 Sergios Theodoridis教授(National and Kapodistrian University of Athens)の世界的ベストセラー「Machine Learning - A Bayesian and Optimization Perspective, 2nd ed., Elsevier, 2020」の 日本語版「機械学習 - ベイズと最適化の観点から, (監訳:岩野和生, 中島英之), DEC 2022」が共立出版の御厚意で私の手元に届きました。"監訳者・訳者あとがき"に書かれているとおり、原著はTheodoridis教授の30年以上にわたる研究の集大成であり、山田研との共同研究の成果(APSMのオンライン機械学習への応用法に関する研究:2015年IEEE Signal Processing Magazine 最優秀論文賞受賞[1件/年](日本人では初の受賞))の内容も解説されています。監訳者・訳者の方々の大変な御尽力(日本語版の総頁数は1094(*_*))によって日本でも多くの方がこの名著を愉しめるようになったことに感動しています。
- IEEE ICASSP2023に論文が採択されました
信号処理分野のトップコンファレンスIEEE ICASSP2023 (June 04 to June 10, 2023) Greek island of Rhodesに本研究室から下記論文が採択されました(Congratulations !)。
Yi Zhang, Isao Yamada, ``A Compensated Shrinkage Affine Projection Algorithm for Debiased Sparse Adaptive Filtering,'' IEEE ICASSP 2023.
- 飯塚秀明先生(明治大学 理工学部 情報科学科 専任教授)が、最新の御著書「連続最適化アルゴリズム(オーム社, 2023年2月25日発行)」を送ってくださいました
本研究室にJSPS特別研究員(PD)[2007.04–2008.09]として在籍されていた飯塚秀明先生(明治大学 理工学部 情報科学科 専任教授)が、最新の御著書「連続最適化アルゴリズム(オーム社, 2023年2月25日発行)」を送ってくださいました。もちろん、詳細は読めていないのですが、ぱらぱらと一読しただけで、「連続最適化の数理」に関する豊富な話題(DNNへの応用も含む)が大変丁寧に解説された力作であることがわかります。驚くべきことに、広範な話題の基礎となる全ての定理に明快な証明が付されており、読者が他書を参照しなくても読み進めることができる懇切丁寧な構成になっています(定理の証明は付録Aに、演習問題の解答例は付録Bに整理されています)。さきほど、研究室の学生諸君に勉強するよう、強く勧めたところですが、私自身も時間を見つけて勉強させていただこうと思います。まえがきでは、高橋渉先生へのオマージュの直後にPD時代のホストに過ぎない私のことも御紹介くださり、また、7章のAdvanced ページでは、本研究室で誕生したハイブリッド最急降下法についても言及していただいています。飯塚先生に感謝申し上げると共に益々の御活躍を祈念しています (Feb 17, 2023)。
- 論文が IEICE transactions on Fundamentalsに採録されました
本研究室が提唱するLiGMEモデル(線形変換域のスパース性促進機能を備えた非凸正則化項付き最小二乗推定モデル)では一般化Moreau強化行列(GME行列)の適切な設計が全体凸性を担保するための鍵となり,LiGMEモデルの大域的最適解の探索が可能になります。最近、われわれは、任意の線型変換行列に対して、1回のLDU分解と部分空間への直交射影計算で完結する代数的GME行列設計法の実現に成功しました。提案法は固有値分解や反復計算を必要としないため、各回の更新毎に非負定値行列集合への非線形射影計算を要する逐次近似型GME行列設計法(例えば[Liu and Chi 2022])に比べて圧倒的に低計算量で目的関数の全体凸性を保証するGME行列が設計できます。提案する代数的GME行列設計法の詳細とグループスパース性を活用した信号処理問題への応用を示した下記論文が IEICE transactions on Fundamentalsに採録されました. Congratulations ! (Feb. 1, 2023)
Yang CHEN, Masao YAMAGISHI and Isao YAMADA, `` A Unified Design of Generalized Moreau Enhancement Matrix for Sparsity Aware LiGME Models,'' IEICE Transactions on Fundamentals, 2023.
- 「東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究会(1/27金13:30-16:50)」で久米啓太さん(山田研D2)と張毅さん(山田研D2)が講演させていただくことになりました
廣瀬明教授(東京大)と佐藤茂雄教授(東北大)からお声がけいただき、「東北大学電気通信研究所共同プロジェクト研究会(1/27金13:30-16:50)」で久米啓太さん(山田研D2)と張毅さん(山田研D2)が最新の研究成果について講演させていただくことになりました。